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宝くじ研究【10】夢は広がったのか? [研究<お金>]

また、「ドリームジャンボ宝くじ」が発売になった。

かつて、宝くじ研究シリーズで、この宝くじ問題については色々と考えてみたが、今回は、こんな宣伝文句がある。

「4等100万円が740本、5等10万円が18,500本と続き、多くのみなさまに当たった時の喜びも実感していただける宝くじとなっております」と。

果たして、当ったときの喜びを実感できる本数と言えるのだろうか。もう一度、期待値を計算してみよう。すると、141円であった。つまり、1枚300円を買って、当選金の期待値は141円だから、期待利益率が47%、裏を返せば期待損失率が53%というわけで、極めて分の悪い賭けということだ。

もちろん、この期待値、確率は、買う側にとっては大数の法則が働きようがないので、小額なら買ってみるという選択もあり得ると思うが(このあたりのことは過去の記事を参照してください)、多くの人たちが当った喜びを感じる、とか、1万円が2万本(1千万本のうちの当選本数)も当るとか、言っているが、実際には、大半の購入者が損するという構造になんら変化はない。これは、法律からみて仕方がないことだ(宝くじ研究【1】)。

さて、それでも多数の人たちは、買ってしまうのだろうか。

そして私はどうするのだろうか・・・・買わないだろうな。。。。

 


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