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映画「カムイ外伝」 [本・映画・ドラマ]

幼いころに読んだ漫画の一つにカムイ伝とカムイ外伝がある。白戸三平である。

私は、暗い漫画、という印象しかなかったのだが、なぜか今は亡き父が好きで、家に数冊あったので、ときどき読んでいた。父は、なぜか白戸三平が好きだったようだ。

そのカムイ外伝が映画化されていた。久しぶりにTSUTAYAに行って、たまたま見かけたので、借りてしまった。

それを観たら・・・・

かつて読んだ漫画のように、暗い印象だった。つまり、とても懐かしい匂いがしたということだ。
あの作品、原作のカラーを強く出そうとするほど、ヒットしなさそうなのだが、あえて原作の雰囲気を大事にしたのかなと思った。主演の松山氏は本当にカムイのようで、ハマり役だった気がする。

へえ、と思った。エンディングを含めて、昔、カムイ外伝を読んだ人にとってみれば、ああ、こんな感じだよな・・・という気がする。しかし、そういう体験もなにもなく、いきなりこの作品を観ても、なんだか暗くて、よく分からない、いまいちな作品に感じてしまうかもしれない。私は、好きだった。ちゃんとカムイの技も解説されていて、なんだか漫画を読んでいたときのことを思い出した。

興行としてはどうだろうか・・・?

余りにも原作の雰囲気に忠実に作るもの一つの考え方だが、私は、原作がある場合には、少し原作と変えた方がいいと感じた。漫画や小説は、それとしてうまくできている場合、映画にはなじまない。やはり脚本家に重大な使命がかかってくる。漫画や小説の良さは、映画ではなかなか表現できない。だから、少し変えるほうがいいのかなと思った。あくまで興行的には、ということである。

しかし、映画というのは大きな可能性があると同時に、とても限界があるワクだなぁ。。。
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